My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2014/05/13

お気に入りのパン



ヨスは今日も晴れ。

ここぞという時のために大事に残して置いたいい香りの柔軟剤でシーツと枕カバーを洗濯しました。
干しながら、好きな香りの包まれて、朝から幸せいっぱいです。

写真はドンちゃんが最近ハマっているお豆の食パン。金時豆や鶯豆がパンに練りこめられてて、ほんのり甘くておいしいのです。焼いて食べても美味。

このパンは이지Buyというチェーン店のパン屋さんで売られています。ヨスでパン屋さんといえば、パリバケッドかトレジュールのみ。どのお店も積極的に買うほど美味しいと思ったことがなかったんです…。なので、このお店がヨスにできたことは、私とドンちゃんにとっては朗報。すべてのパンが美味しいわけではないのですが、このお豆の食パンと普通の食パンは美味しいので良し。オススメです。




少しの間、私を苦しめていた試験が無事に終わったので、腰を据えてユーゴを勉強しています。地図帳を開いて、アプリで衛星写真をみながら。(衛星写真だと山の険しさなんかが一目でわかるので地政学的に把握できたりするんです、バルカン半島はロシアからのプレッシャーがあったし)

岩波新書のユーゴスラヴィア現代史、全部読んだのですが、入門書じゃ少し物足りない人にはお勧めです。ただ、題名がユーゴなだけに、一国当たりの記述量が限られてくるので、国ごとに詳しく知りたい人には物足りなさも感じるかも。

読んでいて一番興味がわいたのは、やはりボスニアヘルツェゴビナ。ユーゴから分離権を求める主体は共和国だったが結局自決した主体は民族であった、という主体の入れ替わり。それに対して柴先生は「机上の単一世と同質性が求められ、現実の多様性や異質性は排除されてしまった」という立場をとっています。それは、ユーゴの外の国の学者がとるスタンスとしては真っ当なものなのかもしれないんだけれども、でもなんか、私は少し引っかかる。私はこうゆう答えではないぞと感じる、じゃあどう出すかと言われたら答え自体を持っていないんだけど…。

今はポイントを整理しながらまた初めから読んでいます。オスマン帝国、ハプスブルク帝国下で自己意識がどう形成され自立に向かったか。この辺を、同時に読んでいる三谷博の「愛国・革命・民主」の「ナショナリズム形成の三局面、東アジア三国」とリンクさせて読んでみると結構面白いです。近代になって、外部からの刺激でナショナリズムを形成していくという点でみていくときに、韓国の例外性も浮き彫りになって、韓国を再考する材料にもにもなります。

ちなみに、第一次世界大戦前のバルカン半島をアメリカの国際政治学者ハンチントンのフォルトラインでみてみると、今騒がれているウクライナ問題とも繋がっていきます。


と、つまり、言いたいことは、ユーゴの歴史は想像以上に奥が深いということと、それに見事にハマってしまったこと。そして、ユーゴをしつつも東アジアや時事問題に絡ませながら学際的に勉強していくことが、ものすごーく楽しいということです。


さあ、お豆食パン食べて陶芸しに行ってきます。



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