My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2015/09/12

変わる自分




キャンパスを歩きながら色ずいていく葉を眺めている時に、ある発見をしました。葉は外側の淵から段々と黄色や赤に変化しているんだということに。

てっきり、中心部分からじわじわと外に広がっていく感じで変化しているのだと思っていた私は、この発見にびっくり。でも、なるほどなってすぐに腑に落ちました。自然も人間も知らぬ間に、少しずつ変化しているものだもん。その変化が内側に達したときに初めて自分が変わったことに気づくもんですよね。




変化といえば、陶芸。7月から新しく通わせてもらっている先生のもとで、利き手と回転方向をバッサリと逆に変えた私。今まで2年間やってきたことをひとまず隅に置いて、逆の手で逆の回転で轆轤をすることは本当に大変でした。

轆轤の練習をする場合、初めはまず少量の土で中心を掴む練習からして小さいものから挽いていくものです。しかし、私の場合、かなり重量のある5キロの土で大きな壺や鉢を挽く練習から始まりました。これ、今までやってきた左手でも、かなり難しいことなのです。それを初めてやる右手でやるのだから、最初は全然できなくて、ものすごく歯がゆかった。回転方向にも全然慣れなくて、毎回指が回転に持っていかれてしまってました。

けれども、先生の「今までの二年間があるのだから、一か月間頑張ればすぐに慣れるよ」という言葉を信じ、毎回力がもう出ないというところまで挽き続け、ジムで筋トレも頑張り、心が折れそうなときは半分開き直り、1ケ月半続けたところ、まず自然に体の重心を置けるようになり、手が迷うことなく自然に動くようになり、回転方向に指が負けなくなり、遠心力を使って土を形成する指先のあの感覚が戻って来ました。ようやく、先生の助けがなくとも、一人で5キロの土を操れるようになりました。つまり、新しい手と回転に、慣れたのです。

慣れたというか、慣れていたことに「気付いた」という表現が正しいかもしれない。がむしゃらに取り組みながら、一か月で慣れるなんて絶対に無理だ、私の場合3か月以上はかかるだろうなって思っていたので、慣れてきている自分に実感すらなく、しかしながら、いつのまにか慣れている自分がいてすごく驚きました。

変化は突然やってくる。いや、突然の変化なんて、ない。じわじわと変わっていく自分に気付くことができず、変わりきった時に「あ!」と変化を実感するもんなんだ。、紅葉していく葉と自分を重ね合わせながら、そんなことを思いました。

だからきっと、語学とか勉強とかその他もろもろ、自分や自分の今の実力を変えたくて踏ん張って取り組んでいても、なんだか成果が出ないな~って思っていたとしても、実は変わりかけている途中であって、きっとすぐ先には実感として感じることができるその時が待っているのかもしれません。


にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へにほんブログ村

人気ブログランキングへ





0 件のコメント:

コメントを投稿