My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2015/10/30

健康な自分でいること





 日の出の時間もだんだんと遅くなってきました。最近は朝起きて(5時台)カーテンを開いてもまだ夜。家を出て(6時前)く空が明るくなってきて、まさに「紫立ちたる雲の細く棚引きたる」だと感動し、バスに乗っているとき(7時前)にようやく日が昇り始めます。同時の反対側にはまだ月が沈まずに佇んでいて、太陽と月が同じ世界にあるということは、この世界はパラレルの構造じゃないんだとガッカリします。つまり朝は少しテンションが低いです。

写真は最近飲み始めた乳酸菌。免疫力を高めるために毎日欠かさず飲んでいます。左はマルチビタミン、こちらも疲れをとるために必須。どちらもドンちゃんがiharbで購入したものです。毎月飲むとお金はかかるけど、健康のための投資なら惜しくない。

なぜならば、健康な自分でいることが本当に大切だと考えるから。海外生活において。

海外生活で一番の敵はストレス。このストレスを受けずに生活することはやはり難しいこと。けれど、ストレスを受けてもそれを受け止めずにさっと流せる精神的な強さがあれば、随分楽になります。じゃあ、精神的に強くいるためには何が重要かといえば、それが健康。体がだるかったり、風邪をひいたり、熱っぽかったり、体調不良は確実に気持ちが弱くなります。気持ちが弱くなると、体調もさらに悪化するし、ストレスに打ち勝つこともできません。実際自分でもそうゆう時期があったから。

健康であれば、規則正しい生活を送ることができるし、運動もできる。規則正しく生活し、運動も習慣化すれば、ある程度は気持ちを強く持つ事が出来ます。私はそうだから


なのでここに来てからは、健康第一、健康管理には誰よりも気を使うようになりました。




 そのための乳酸菌。ヨーグルトでも摂取しています。韓国は最近、プレーンヨーグルトブーム。数年前はお砂糖が入っていないヨーグルトなんて、絶対に手に入らなかったけれど、最近はかなり見かけるようになりました。大きいサイズだけではなく、写真のような一人用の小さいサイズも見かけます。写真のヨーグルトが私とドンちゃんのお気に入り。水切りヨーグルトみたいに、もっちりしていて美味しいです。オススメ。


さて、昨日から母が友達を引き連れてソウルに遊びに来ています。ドンちゃんも出張で今週はずっとソウル。レポートを提出し、来週のプレゼンの準備も7割終わったので、私も今日からソウル入り。母とドンちゃんと楽しい時間を過ごすぜ。



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2015/10/27

栗をむく夜



仲の秋
仰ぐ月には
時雨降り

惜しむ心で
栗をむく夜


今日、授業の合間に韓国人の友達と一緒に作った連歌。発句の575は友達が、次の句の77は私が詠みました。ちなみに韓国語バージョンもあり。韓国語では最後の栗と夜が韻を踏んでいて、リズムが少し出ます。

ヨスも光州もどんどんと秋が深まっています。銀杏の葉はまだ完全な黄色には色づいていないけれど、街並みを歩くと鮮やかに紅葉した葉が目に留まるようになりました。特に私が通う大学院のキャンパスはとても綺麗で、時々足を止めて眺めています。

紅葉する葉を見て分かったことは、葉は太陽に良く当たる部分から色が変わっていくということ。そして太陽に当たり完全に色を変えた後に落ちる。太陽の光って、葉を殺しもするんだなって気づきました。でも同時に春の太陽は若葉を誕生させて、夏の太陽は緑を濃く葉を成長させる。つまり葉の生と死をコントロールする存在。ならば、葉にとって太陽は、人間にとって何にあたるんだろう。
そんなことを最近考えていました。


歌を詠んだり、生と死を考えたり、秋って人を感傷的にさせますね。




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2015/10/25

また違った別の面



写真はハワイで買ってきた自宅用のお土産。ドールのドレッシング三種類とハワイのお醤油、そしてココナッツピーナツバター。

ドレッシングはさっそくリリコイドレッシングを試してみました。パッションフルーツ味にお酢の酸味が効いていてものすごく美味しかった。次はパイナップルを試してみよう。ソースにフルーツを多用するってことは、それだけフルーツが豊富で身近な地域なんだなと思いました。

お醤油はマグロの漬け丼を作る時にでもと思ったけれど、こっちではなかなかマグロのお刺身って手に入らないんだよね・・・。サーモンで代用か。

ココナッツピーナッツバターは砂糖が入っていないので、料理に応用できそう。お醤油やナンプラーで伸ばして、和え物のソースに使ったり、チキンを浸けてオーブンで焼いてもおいしそう。

食べることが大好きなので想像が膨らみます。たのしいな。



さて、ハワイの記事は前回で終わったつもりだったのですが、最後にちょこっと書き残したいことがあります。備忘録も兼ねて、ちょっと自分が思ったことを。

写真はホノルル美術館。三日目に一人で訪れました。感想はまず、建物が素晴らしかった。中庭を囲むようなデザインで、光が溢れ解放感がありました。そして展示物。何より、ハワイ美術が良かった。




ハワイ美術は主に絵画中心に展示されていて、作家の中心は欧米人、つまりハワイというヨーロッパとは全然違う珍しい土地に触れインスピレーションを受けて制作された作品が並んでいました。時代もハワイが「発見された」後のものたち。

それらの作品の何が良かったかというと、それらがハワイの本当の姿を隠さずに伝えていると思ったから。

ハワイといえば、南国リゾートの島、ロハスで「自分らしい」ライフスタイルを送りたい日本人たちが移住したい土地、日本人の観光客が経済を担っている土地、海が綺麗で太陽がサンサンと輝く明るい島・・・・まあ、ざっとこんなイメージでした。

けれども、作品を見てわかりました。リゾート施設が立ち並ぶ華やかなイメージからはかけ離れた、本来は燃え上がる火山の島だったということ、そしてイギリスが「発見した」島だということ。火山をモチーフにした作品やイギリス国旗が風になびく作品が多かったので。

少なくともワイキキの中心街を歩いているだけじゃわからなかったこと。芸術作品は真実を隠さないんだなとも、思いました。




ちなみにここの美術館ではなんと期間限定の特別展で韓国の陶磁器が企画展示されていました。なんという偶然。そしてなんという縁。写真は李氏朝鮮時代前後に流行った粉青沙器の作品。青磁より白磁より、私はこの粉青沙器が好き。作品の名前は刻花魚文扁瓶、元々ホノルル美術館が保蔵していたもの。魚の絵がいいですよね。これは筆で書いたものではなく、彫って違う色の土を埋め込んで作ったものです。




最後に、ワイキキの中心地を離れると、こんな風な幹が何本にもなっている巨大な木を良く見かけるのですが、その下にはホームレスたちがたくさん住んでいました。

ワイキキの中心地では決して見ることができないハワイの現実がここにも。ふと、パリはセーヌ川を散歩したときおしっこ臭かったことを思い出しました。

旅をするからこそ、世間一般のイメージとはまた違う負の部分もしっかりと見るべきだと思う。それは愚痴とかあら探しとかではなく、憧れの土地も結局は自分の住んでいる土地のように完ぺきではないということを知ることが大切だと思うから。

理想郷なんてどこにもないよ、自分が住んでいる場所で自分が頑張って生きていくしかない。



p.s この間コメントを下さったasaさん。返信する際、敬称をうっかり省いてしまったようです。本当にごめんなさい。そのようなことが二度と起こらないように以後気を付けます。



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2015/10/23

ハワイでおめでとう




突然ですが、先週から四泊六日でハワイに行ってきました。人生で初のハワイです。

今回はドンちゃんはお留守番。目的は大好きな大学時代の友達の挙式に参加するため。ハワイまでは一人ぼっちだったけど、到着したら日本から来た同じく大学時代の友達二人と一緒だったので、寂しい思いも一切なく、充実した時間を過ごすことが出来ました。





正直ハワイには特に興味もなかったのですが、友達たちと過ごせたことで、今回のハワイ旅行がものすごく濃い思い出になりました。写真は一緒に挙式に参列する友達二人、AちゃんとNちゃん。二人ともかなりのマイペースで個性的でおもしろい。学生のころから変わらず。

帰国するごとに仲良しのメンバーで集まったりもするけれど、会えたのは約一年ぶりかな。




そんな二人とおバカなことを色々としつつ、ハワイの定番もちゃっかり楽しみました。写真はアサイボール。




これはマラサダを食べに行った記念に、写真をタイマーで撮ろうとしているところ。今回の旅行で角刈りが似合うことが判明したAちゃんがカメラをセット中。




ワイキキの中心地から少し離れたアート通りで、それぞれ好きな絵の前で撮影会もしたり。



ガーリックがきいた海老の炒め物をレモン絞って食べたり。


小さなスーパーでヨーグルトを買って、食べている姿を写真に撮りまくったり。夜中一緒にパックしたり、今回の主役の花嫁と落ち合って四人でランチしたり。

書ききれないけれど、本当に楽しい時間を過ごせました。で、思った。思い出って時間を共有しないと作れないんだなってこと。当たり前だけど。でも普段なかなか会えない距離にいるので、同じ時間を一緒に何かをして過ごすことの大切さを本当に実感しました。メールのやり取りじゃ、思い出は作れないよね。




そして、今回の旅の目的のTちゃんの挙式!

実はTちゃんは2013年にヨスに来てくれたんです。その時のブログはこちら→(ちなみにこの記事のトップ写真にはAちゃんもMちゃんも写ってます)

その時にも書いたけれど、Tちゃんは骨のガンを患い、長い闘病生活の末に回復し、退院して早々にヨスに来てくれたのでした。(ご主人は闘病中のTちゃんを支え続けていた当時の彼氏さん)
迎えに行った空港で杖をついてTちゃんが入国口から出てきたときのことを私は忘れられません。来てくれたことがすごくすごく嬉しかった。私は何一つTちゃんを支えることができなかったのに、わざわざ私とドンちゃんに会いにヨスに来てくれて。だから、Tちゃんの晴れの姿を見るためなら、時間もお金も何一つ惜しくなかったし、何を犠牲にしても、地球の裏側で挙式をやろうが、絶対に参加して、おめでとうって言いたかったのです。

参加することができて本当に良かった。花嫁姿の彼女は誰よりも綺麗だった。品があって、彼女の持つ底抜けの優しさが笑顔に溢れていて、幸せなオーラをまとい、生きることへのエネルギーに満ちていました。彼女は学生時代から肌の美しさと白さで有名だったのですが、この日も健在でした。

挙式が終わった食事会も良かった。両家のご家族と友人だけだったので、新郎新婦やママやパパともゆっくりとお話をしながらテーブルを囲み、素敵な時間を過ごすことが出来ました。


ちなみに挙式用にと、AちゃんNちゃんと現地でお揃いのオレンジのワンピを調達しました。次の誰かの結婚式でこれを着ようと計画中。


私はアシアナ航空で行ったので、挙式の翌日に飛行機がなく、一日一人でワイキキで過ごすことになりました。美術館行ったり、郊外を歩いたり、お財布を新調したり、お土産買ったりして過ごしたけれど、やはり誰かと時間を共有できる嬉しさには敵いません。一人じゃ生きれないや、私。


今回の旅行で、TちゃんAちゃんNちゃんと過ごし、改めて思いました。私の学生時代って、とても素敵な友人たちに毎日会える環境にいたんだよなって。時間にするとたった数年だけど、とても貴重な時間だったんだなって。幸せな人生を過ごしているんだなって思いました。そして可能なかぎり、これからも友人たちと思い出を作っていきたいな。


最後に、Tちゃん、結婚本当におめでとう。招待してくれて本当にありがとう。幸せそうで私は本当に嬉しいよ。








2015/10/16

謎解き


果物屋さんで小さなみかんが並び始めたことを知り、さっそく二人で買いに行ってきました。店主のおじさんに聞いてみると、並んでいるみかんはハウスみかんではないけれど、とっても甘くておいしいよとのこと。疑心暗鬼になりながらも、買ってみました。

帰り道さっそく歩きながら二人で食べてみたところ、おじさんの言葉通りとっても美味しい。なので最近は、水を飲むようにみかんを食べる毎日です。ドンちゃんはあまり食べないので、私一人で消費。都合がいいです。




さて、みかんに溺れる最近は、謎解きをする毎日でもあります。というのも、最近のドンちゃんはいつにも増して熱心に日本語を勉強しているから。毎日の連絡も日本語を使う比率が段々と高くなってきました。が、同時に、びっくりする日本語で送られてくるときもあります。それはとても興味深く、研究対象にもなるので、前回と同様紹介したいと思います。

それは上の写真。

昼ごはんは何お食べたについて話しているときに、ドンちゃんが放った一言。

かもぶんごじだべた

一瞬見た時、ドンちゃんの日本語に慣れている私もかもぶんごじってなんだ?と目が?マークになりました。

おそらく、かもは日本語の鴨肉の事。じゃあ、ぶんごじってなんだ?と思えば、続くメッセージでどうやらそれはぶんぎじではなくぶんごぎらしいことが分かります。ぶんごぎって何だよwww

正解はプルコギ。ドンちゃんはプルコギをブンゴギと書いたのでした。


そこで、なぜだろうという疑問が浮かびます。ドンちゃんはプルコギをきちんと発音できている。なのでプルコギというサウンドがプンゴギと聞こえているわけではありません。ではなぜ?

それはサウンドを耳で聞いて文字化するプロセスが私とは違うから。


①サウンドを耳で聞く
②頭の中でサウンドを文字に変換する
③文字にして描く


日本語が母国語の私と韓国語が母国語のドンちゃんは②が全然違うのです。

プルコギのサウンドをわかりやすく文字にしてみると「pu r ko gi」になります。

元々韓国語は濁点の区別がないので、韓国人にとっては「か」と「が」の区別が難しいものです。私たちが平音の「か」と激音と濃音の「か」を区別することが難しいことと同じです。なので、ドンちゃんが「ぷ」を「ぶ」に、「こ」を「ご」にしてしまうのはしょうがないこと。

問題はpu r ko giのrです。韓国語は子音のrだけのサウンドがあるのですが、日本語にはありません。日本語は子音はかならず母音と結びつくからです。なので日本語でプルコギと表記するように、rは日本語で表記されるとなると、母音のuと結びついてルになるのです。それは日本人の私たちの耳にとっては小文字のrを聞き取るのは難しく、ルとして聞こえるためでもあります。

韓国語の中で育ったドンちゃんはrのサウンドはしっかりとそのままで聞き取れます。しかし、日本語ではrを表す平仮名がないのです。平仮名は子音と母音がせっとになっているから。迷ったドンちゃんは、苦渋の策として「ん」を使った模様。ちなみに「ん」は日本語の中でも特殊なサウンドです。子音だけなので。だから使ったのかな。


毎日ドンちゃんがくれる日本語を読みながら、頭の中で認識できる音が違うっておもしろいなって思っています。


最後に謎解きを




最後のドンちゃんは何と言いたかったでしょう。


いしょけんめいのこいするおんなをうずずけでいます




答えは、一生懸命に恋する女は美しくなり続ける



最近覚えた例文らしく、多用してきます(汗)






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2015/10/12

人生って


韓国で一番高い山、雪岳山に初雪が観測された先週末。例年よりも6日ぐらい早いらしく、その日を境にして10度以上気温が下がった韓国。昼間もトレンチコートが手放せず、夜はストールを首元にまかなくては風邪をひきそうな寒さ。

世の中がいきなり晩秋になったと同時に、左腕に鈍くて重い神経痛が発生したのが私の先週末。その週は色んなことが忙しく、本来なら左背中の痛みをストレッチでほぐしていただろう私がそこにはいなかった。つまり精神的余裕がなかったのです。

いきなり寒くなり、いきなり左腕が痛み出した先週末、私は30歳になりました。それはいきなりではなく、周到に準備された計画的な訪れのような気がするけれど。

とにかく、私は30歳になりました。




誕生日の朝は、ドンちゃんがお花をもって私が起きるのを待っていてくれました。どうやら、私よりも早く起きて、お花屋さんに買いに行ってくれたみたい。そしてお花屋さんと同時にスーパーにも寄ってくれていたみたいで、誕生日膳を作ってくれていました。




韓国の誕生日と言ったら牛肉とわかめのスープ。乾燥ワカメを初めて使ったらしく、量の調整が難しかったそうで…確かにワカメのボリュームが何とも言えなかったけれど、とても美味しいスープでした。




ワカメスープのお供にはドンちゃん特製のマッシュルーム入りの卵焼き。ケチャップでハッピーバースデイと書いていています。マッシュルームは里芋のポタージュを作る時に使おうと買っておいたものだったけれど…良しとします。これも美味しかった!

誕生日膳を食べた後は二人で散歩をして、のんびりというわけにもいかず私はリーディングリストとレポートを片付けました。その間ドンちゃんは読書。

プレゼントは欲しいものを二つリクエスト。まだ手元には届いていません。




夜は天ぷらを揚げました。サツマイモ、ごぼう、海老、茄子。前日からお家の天ぷらがすごく食べたくて、ならば自分のために揚げようと思いついたのでした。誕生日はいつも母にリクエストしていた私だったのに、いつも間にか自分のためにドンちゃんのために誕生日の夕食を作る私になっていた。

寝る前にはドンちゃんが書いてくれたお手紙を読んでくれました。特に印象的だった部分は「僕たちらしく生きていけば、怖れるものはなにもないね、my babyと一緒ならば、きっと。」と綴っていたところ。ドンちゃんも一人では怖いんだなということを感じました、私も一人では怖い。でも、怖がりの二人が一緒になることで、この世界を生きていけるんだなーって思うと、なんてピッタリな人と出会うことができたのだろうと嬉しくなりました。

完璧じゃない二人だし、二人になったところで完璧ではないけれど、でも一人では生きていけない世界を二人では生きていけるだなんて、本当に素晴らしいと思う。


今年もドンちゃんのおかげで、やはりロマンティックな誕生日を迎えることができました。いつもいつも、本当にありがとう、ドンちゃん。ドンちゃんの深い愛に包まれている毎日が私にとって誕生日。




30歳、人生で一つの節目のように感じるけれど、どうなんだろう。

私は、30年も人間をやっているということにうんざりした気持ちが正直ありました。流れていく時間に抗うことができない人間の無力さを実感するたびに、人生に希望なんてないと思ってしまいます。それはドンちゃんといる今がすごく幸せなこととは何一つ関係していません。家族に支えられているのにいきなり自殺する人の精神と一緒で、人生の絶望と愛にあふれた生活は違った世界にあるからです。

夢もある、目標もある、そのために頑張っている、そしてドンちゃんもいる。でもどこかで人生って悲しいものなんだよなって思う自分がいる。そう思う自分は正真正銘の自分。そんな人生を30年生きてきた自分を解放してあげたい気持ちになる、鳥になりたいなって。もうこれ以上、人間として生きられないよって。

でも、30歳を迎えた今、人生は希望もなく悲しいものだからこそ、なるべく楽しいことだけをして生きていこうとも思う。なるべくストレスを受けずに、他人や社会が決める楽しさではなく、私とドンちゃんが決める楽しさを求めて生きていこうって。


これが悟りの境地なのかわからない。でも40歳を迎える時、人間っていいなって少しでも思う自分でいたい。

そして深く考えてしまう自分が少しでも良い方向に改善されていればいいと願う。



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2015/10/02

お義母さんの料理メモ、その1



秋夕ではドンママの韓国料理をたっぷり堪能すると同時に、色んなことをママから習ってきました。ブログで紹介するような情報なのかは分からないのですが、私にとってはかなり貴重でワクワクする内容なので、備忘録もかねて今日は写真と一緒に復習したいと思います。




①水キムチ

写真は朝ごはん。ドンママはビビンバを作って、お魚を焼いてくれました。手作りの水キムチも一緒に。この水キムチが本当に美味しかった!いつも謙遜するドンママも「今回は上手くできたと自負してるの」とのこと。ドンママかわいい。

レシピを聞いたら複雑すぎて記憶できませんでした(爆)でも、とにかく出汁が重要なようです。長ネギや玉ねぎや梨、昆布、煮干しでしっかりと出汁をとって塩はごく少量にするみたい。




②牛肉のジョン

写真は二日目の夕食の準備中。奥のお鍋にはチョングッチャンがグツグツしていて、左はタチウオを焼いています。これを焼いているフライパンは四角くて、日本の卵焼き用のフライパンみたいなのですが、実はグリルパンになっています。底もゆりかごみたいにカーブしているのです。おばあちゃんのらしいのですが、かなり使えそう・・・。同じの欲しいなって思ってます。

右のが牛肉のジョンです。牛肉を小麦粉、卵につけてこんがりと焼く料理。簡単な料理なのですが、下準備にしっかりと手間をかけるのがドンママ。

牛肉の臭みを採るために、焼く数時間前に、昆布でとった出汁でシャブシャブさせるのがポイント。シャブシャブした後はしっかりとザルで水気を切っておくとのこと。このひと手間で本当に臭みが無くなって、ものすごく美味しくなります。




③豚プルコギのヤンニョンは生姜とコチュジャンがポイント

これは三日目の昼食の写真。奥の圧力鍋には新米ともち米と黒豆が炊かれています。左はビンテットッ、これは次にレシピをのせます。右が豚肉のプルコギ。

プルコギといえば牛肉ですが、ドン家では豚肉で作るのが定番みたいです。ドンちゃに母の味といえばと聞いたら必ず答える料理でもあります。

ドンママの牛肉のプルコギのヤンニョンは、玉ねぎ、ニンニク、梨、お醤油、ごま油、お酒、梅シロップ、なんかで作るのですが、そこからお醤油をひいて、生姜とコチュジャンを足せば豚プルコギのヤンニョンになるらしい。




④豚プルコギの食べ方

完成した豚のプルコギ。食べるときに必須なのがサンチュ類。ドン家はドンパパがお野菜大好きなので色んな種類のサム(巻いて食べる用の葉野菜たち)が常備されているのです。

一枚だけではなく何種類か数枚巻いて、韓国海苔を乗っけて、ご飯を乗っけて、最後に豚プルコギののせて巻いて食べます。これ、ドンパパスタイル。え?韓国海苔も一緒にまいちゃうの?ってびっくりでしたが、美味しいです。パリパリで。



⑤チョングッチャンもなんと手作り

大好きなチョングッチャン。御存じ韓国版の納豆です。この日は大きなお鍋一杯に作って、食トゥッペギによそって食卓に出してくれました。温かいままで食べてねってことで。ちなみに具は大根とお豆腐。プラス、良く漬かったキムチを洗ったものも一緒に入れていました。

そしてこのチョングッチャン、なんと手作り。ドンママではなくて叔母さんだけど。しかも、なんと、家庭用電気器具で!つまり、チョングッチャンや発酵食品を作ることができるキッチン家電が韓国には存在するのです。すごく興味があったので名前を聞いておいたのですが、すっかりと忘れてしまいました(爆)

フィリップスのパスタマシンが今一番ほしいキッチン家電なのですが(餃子の皮を作れるから)、チョングッチャンを作れるマシンも欲しいかも。日本の納豆も作れるのかな?名前、ドンママに聞いてみます。


⑥お豆腐屋さんでシッケが買える

写真はないのですが、お米を発酵させて作るジュースである韓国の伝統飲料シッケが私もドンちゃんも大好き。シャワー後にドンママが出してくれたシッケがとってもおいしくて、どこで買ったのか聞くとお豆腐屋さんとのこと。どうやらお豆腐屋さんではハンドメイドのシッケが買えるみたい。

ヨスのお豆腐屋さんに行ってみようと思います。ちなみに昔はシッケも手作りしてたドンママ。さすが。


⑦麦茶は精米所で買う

韓国の精米所はお米だけではなくて色んなものを粉にしてくれたり、絞ってくれます。ドンママはゴマ農家からゴマを買い、精米所でごま油にしてもらってます。ドン家のお茶はその精米所で炒っている麦で淹れる麦茶です。なんと、精米所では麦茶も買えるのです。スーパーで売っているパックのよりもずっと美味しいので、次は私も精米所に行かなくては。もち米も挽いてもらいたいし。





最後に大好きな大好きなドンママとわたくし。私に持たせるためにゴマ農家から買ったゴマをすり潰しているところ。もちろん私もお手伝い。ゴマをすりながら二人でゲスい話をして盛り上がりました。

写真を改めてみるとドンちゃんってドンママそっくりです。横顔なんて瓜二つ。だからなおさら好き。大切な私のお母さん。もちろんドンパパも。

愛する人と同じ人を大切にできる喜びは、結婚して知ったことのうちの一つです。


さて、ドンママの教え、続きます。




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